ロスになりそうな植物を選んで買う
規格外や売れ残りの花を割引価格で販売するお店が、少しずつ増えています。「訳あり」の花を選ぶことが、廃棄を減らす一番身近な方法です。
フラワーロスとは
規格外、売れ残り、イベントの中止。品質ではない理由で花が行き場を失うことを「フラワーロス」といいます。 なぜ捨てられるのか、そして私たちに何ができるのかを、データとあわせてまとめました。

What is loss flower
フラワーロスとは、まだきれいに咲いていて十分に楽しめる花が、 規格外・売れ残り・イベントの中止といった理由で廃棄されてしまうことです。 行き場を失った花そのものを指して使われることもあります。
花は日持ちの短い生ものです。長さや曲がりで規格から外れたり、 需要の波に合わなかったりするだけで、品質に問題がなくても行き場を失います。 そしてこれは切り花だけの話ではなく、規格外の鉢植えや苗、 育てきれなくなった観葉植物にも、同じことが起きています。
By the numbers
正確な統計が取りにくい分野ですが、公的な統計と業界の調査から、規模の一端が見えてきます。
日本国内の切り花の年間出荷量。
出典:農林水産省「花き生産出荷統計」(2025年産)流通の過程で廃棄されるとされる花の割合(業界推計)。 年間10億本以上にのぼるという試算もあります。
出典:業界推計/株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーション調べ一般の花店のロス率は約10%、チェーン店では18〜22%という報告もあります。
出典:MPS JAPAN ヒアリング(2023年)
Why it happens
お店や生産者が悪いわけではありません。花という商品の性質と、流通の仕組みが重なって生まれています。
茎が短い、曲がっている、咲き方が揃わない——。品質には問題がなくても、市場の規格に合わないという理由だけで、流通にのらない花が生まれます。
花は日持ちの短い生ものです。天候や需要の予測が難しく、仕入れた花がすべて売り切れるとは限りません。売れ残った花は、まだ咲いていても店頭から下げられます。
母の日や卒業式など、花の需要は行事に大きく偏ります。イベントの中止や延期が起きると、そのために用意された花が一度に行き場を失います。
売れ残りや規格外の花を、欲しい人へ届ける仕組みはまだ多くありません。値引きや譲渡の手間が大きく、廃棄が最も簡単な選択肢になってしまっています。
What we can do
大きな仕組みを変えなくても、一人ひとりの選び方で、捨てられる花は減らせます。
規格外や売れ残りの花を割引価格で販売するお店が、少しずつ増えています。「訳あり」の花を選ぶことが、廃棄を減らす一番身近な方法です。
引っ越しや環境の変化で育てられなくなった植物も、捨てずに次の人へ。近所での譲り合いなら、植物への負担も小さくて済みます。
花壇の植え替えや水やりなど、地域の緑を保つ活動に参加するのも、花を無駄にしない循環づくりの一つです。
Bloomap
Bloomapは、規格外や売れ残りの花・植物を、近所のお店から割引価格で買えたり、 育てきれない植物を譲り合えたりする地図アプリです。 藤沢・湘南エリアから、地域の中で植物がめぐる仕組みをつくっています。
FAQ
まだきれいに咲いていて十分に楽しめる花が、規格外・売れ残り・イベントの中止などの理由で廃棄されてしまうことです。行き場を失った花そのものを指して使われることもあります。
国内の切り花出荷量は年間28億4,600万本(農林水産省・2025年産)。流通の過程で3〜4割が廃棄されるという業界推計もあり、株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーションは年間10億本以上と試算しています。また、MPS JAPANの2023年のヒアリングでは、一般の花店でロス率約10%、チェーン店では18〜22%と報告されています。
そうした花を扱う花店や、オンラインの専門サービスで購入できます。Bloomapでは、近所のお店が出品した規格外・売れ残りの花や植物を地図から探して、割引価格で購入できます(現在は藤沢市とその周辺から順次拡大中です)。
はい。切り花だけでなく、規格外の鉢植え・苗・観葉植物なども、まだ育てられるのに廃棄されることがあります。Bloomapでは花に限らず、まだ生きられる植物全般を対象にしています。
最終更新日:2026年8月8日